手術による仮性包茎の治療法
仮性包茎は、勃起していない平常時に亀頭の一部や全体が包皮で覆われている状態です。
勃起しても痛みや締め付け感を感じることはなく、手を使えば亀頭をスムーズに露出できることが特徴です。
医学的には治療の必要はないとも言われていますが一口に仮性包茎と言ってもさまざまで、衛生面や臭いが気になったり、または早漏や性病に罹りやすいなどのトラブルを生じることもあるため、包茎治療を希望する男性も少なくありません。
仮性包茎の治療法としては手術が一般的で、主に「環状切除術」と呼ばれる手法が用いられます。
環状切除術には亀頭を包んでいる皮膚を切除する通常の方法と、亀頭直下で環状切開する手術や陰茎根部で環状切開する手術などがあります。
何れもトラブルが少なく手術後のキズもきれいなことが特徴で、手術自体も30分から1時間程度で入院の必要もありません。
基本的に通院の必要もなく2週間程度で抜糸となり、1ヶ月程度で日常生活を取り戻すことが可能です。
仮性包茎は自分で治療できる場合も
一包で、包茎は治療したいけれど手術は受けたくないと考えている男性も数多く、自分で治療しようと試みる人も少なくありません。
その場合、まず一番大切なことは、平常時も意識的に常に包皮をむいた状態にしておくことにあります。
仮性包茎の場合は、亀頭が露出した状態であっても気が付くと包皮に元に戻って覆われてしまうケースがほとんどです。
これに気付いたときにはすぐ手でむくようにすることがポイントで、陰茎に「むきぐせ」をつけることが大切です。
しかし、仕事中などいつもズボンに手を入れておく訳にもいきません。
その場合は、ティッシュをこよりのように全体を棒状にして、むいた状態の包皮を固定するように巻き付けて結びます。
いちいちこよりを作るのが面倒な場合は、仮性包茎矯正リングを購入するのもおすすめです。
亀頭を露出した状態にしておくと下着で刺激されて痛みを生じることがありますが、3日から1週間程度で治まるので安心です。
まとめ
仮性包茎は、16歳ぐらいまでの体が成長する過程であれば常に亀頭を露出しておくことで自然と治ると言われていますが、成長期を過ぎてしまうとその可能性は低くなります。
病気ではないので放置していても問題はありませんが、公衆浴場などで全裸になる場合やパートナーとの性行為などで恥ずかしい思いをする場合があります。
くよくよと悩んでいるだけでは何も変わりませんので、仮性包茎かも、と思った場合は専門医に相談することから始めてみてはいかがでしょうか。